備え付けの空調や壁の厚さなど、建物として問題がないこと

予め備え付けられたエアコンをチェックしましょう!

賃貸物件には、予めエアコンが備え付けられたものが少なくありません。賃貸人が設置した空調設備は、故障したら修理や交換にかかる費用を賃貸人が全額負担してくれます。したがって、エアコン付きの賃貸物件を求める人も多いでしょう。ただし、エアコンが付いていれば良いという訳ではなく、内見の際にエアコンの状態を確認することが大切です。まず、エアコンの吹き出し口を覗いて、カビやホコリが付着していないか調べます。汚れているようなら、クリーニングを要求しましょう。

また、エアコン本体に記載された製造年月日をチェックしなければなりません。製造から10年以上経過したエアコンは、故障する確率が高かったり効率が低下したりしていることが多いため、契約前に交換してもらえるか打診しましょう。

壁の厚さは防音や断熱の点で重要!

賃貸物件を選ぶ上で重要なポイントとして、壁の厚さも挙げられます。十分な厚さがあり、かつ断熱材が隙間なく詰められた壁なら、断熱性や防音性が高く、快適に暮らせるでしょう。断熱効果の高い壁だと、外部と室内の熱の出入りが少なく、冷暖房費もおさえられます。特に、集合住宅の場合、隣室との境目の壁が厚く高密度だと、近隣の生活騒音に悩まされることもありません。壁の厚さをチェックする簡単な方法としては、内見の時に壁を軽く拳で叩いてみる方法がおすすめです。

壁をコツコツと叩いた際に、空洞に響き渡るような軽い音ではなく、中身が詰まった感じの鈍い音がしたら、密度が高く十分な厚さがあって、断熱効果や防音効果を期待できるでしょう。